11 8月 結婚式の日取りはこれできまり!
気をつけておきたいポイント
お日柄・・・「六輝・六曜」
「本日はお日柄もよく・・・」と、スピーチでもお決まりの言葉ともなっている「お日柄」。
結婚式でまず気になるのは、仏滅を避け大安を選ぶ!といった六輝・六曜にそった日取りではないでしょうか。
しかし、お日柄の意味をきちんと理解すれば、大安以外にも選択肢があります。
六輝・六曜って?
吉凶で6つに分けられた暦のことです。その日の運勢(吉凶)をあらわしたもので、本来は曜日のようなものだったそうです。
起源は鎌倉時代の末~室町時代に中国から伝わったとされています。
六輝・六曜には「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類があり、この順番で日柄が繰り返されています。
意味を知っておこう!
縁起の良い順にまとめてみました。
①大安(たいあん)「大いに安し」
最も縁起の良い日。一日中「吉」でなにをするにも良い日。特にお祝い事によいとされています。
②友引(ともびき)「友を引く」
大安の次に良い日。ただし、昼のみ「凶」なので注意。
③先勝(せんしょう・さきがち)「先んずれば即ち勝つ」
何事も急ぐのが良いという意味。午前中は吉、14時~18時は凶。午前中から始めれば、午後をまたがっても問題ありません。
④先負(せんぷ・さきまけ)「先んずれば即つ負ける」
先勝の反対。何事も急ぐと負けるという意味。午前中は凶、午後は吉。
⑤赤口(しゃっこう・しゃっく)
新しいことは避け、何事も慎む日。特にお祝い事は避けるべきとされています。11時~13時のみ吉。
⑥仏滅(ぶつめつ)
六輝・六曜の中で、凶とされる日。全日凶。
六輝・六曜のまとめ
昔から冠婚葬祭を行う時、「大安」と「友引」は、結婚式にふさわしい日、「仏滅」が悪い、といったお日柄が重視されてきましたが、実はキリスト教だけではなく、神道や仏教などの宗教自体とそもそも関係がないようです。
新郎新婦が納得していて、ご両親の理解も得られているのならば、お日柄にあまりこだわらず、大安・友引以外も視野に入れてもよいのかもしれません。
しかし、日本の文化に深く根付いているので、年配の親戚ゲストなどを呼ぶ場合は、トラブル回避のためにも両親に相談するとよいでしょう。
ゲストに対しこれは考慮したいこと!
「季節」
気温や天候に恵まれ、過ごしやすい春(3~6月)、秋(9月~11月)が人気です。
逆に、夏は暑すぎる、台風シーズン、冬は雪が心配などの理由から、1月、2月、8月、12月はなるべく避けたほうが無難です。
「年末年始」「連休」
ゲストの方もそれぞれ旅行などで予定の組みづらい大型連休は、避けたほうが無難です。
「時間帯」
結婚式の時間帯は大きく分けて、午前・午後・夕方の3パターンがあります。遠方から来てくださる方は、結婚式の開始時刻によっては「宿泊」か「日帰り」か考慮する必要があります。
開始時刻が早い場合は「前泊」、遅い場合は「後泊」など、あらかじめゲストの予定を確認しておきましょう。
いかがでしたか?
気をつけなければいけないポイントはいくつかありましたが、ゲストの目線になって、都合の良い日取りにできるよう配慮したいですね。
おめでたいお祝い事です。「六輝・六曜」に関しては、周囲の理解を得られる日程で行えるように、両親と相談しつつ、ふたりでもよく話し合っておきましょう。
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