30 1月 雨の日ウェディングの意外な魅力
雨といえば梅雨。
「ジューンブライド」という言葉がありますが、日本では6月はちょうど梅雨の時期となります。
6月の花嫁は憧れるけど、雨の確立が大きいですね。
結婚式当日、雨確定でガッカリ・・・そんな気持ちや不安を解消するために、雨の日ウェディングについてお話したいと思います。
実は縁起がいい!!
フランスでは「Mariage pluvieux mariage heureux 」(雨の日の結婚式は幸運をもたらす)という古くからの言い伝えがあります。
日本でも、「恵みの雨」や「雨降って地固まる」という言葉があります。
また農業が盛んだったイタリアでも、「雨は天からの恵み」といわれてきました。
「Sposa bagnata, sposa fortunata」 (雨に濡れた花嫁は幸せになる)というように、農作物のために雨を降らせた花嫁は幸せになれるとされているのです。
このように様々な国で「雨は縁起もの」と言い伝えられています。
ジューンブライド(6月の花嫁)
「6月に結婚式を挙げる花嫁には、幸せが約束される」というジンクスがあります。
ヨーロッパが起源である、ジューンブライドの3つの由来をお話します。
女神「ユノ(JUNO)」
ローマ神話の主神・ユピルテの妻である女神ユノは、結婚や出産、育児の象徴とされており、女性や子供、家庭の守護神ともいわれていました。
ローマ神話では1月から6月まで、それぞれの月を守る神がいます。
結婚の象徴であるユノが守っている月が6月です。
6月は英語でJune、ユノはアルファベットでJunoと書きます。
このことから6月は結婚や女性の権利を守護する「JUNO」の月となり、この月に結婚する花嫁はきっと幸せになれるという言い伝えがあります。
結婚解禁
そもそも、ジューンブライドという言葉が生まれたのは農業が盛んだったヨーロッパだそうです。
一年の中でも一番忙しかった時期が3~5月の3ヶ月間で、この時期は農業に集中しほとんどのカップルは結婚式を挙げることをしませんでした。
6月になり、繁忙期が終わるころ、結婚式を挙げるカップルが増え、町全体がお祝いムードとなりたくさんの人々が盛大に祝福してくれる=6月に結婚すると幸せになれるというように言い伝えられてきました。
季節
ヨーロッパは年間を通して雨が降りやすい地域ですが、6月から3ヶ月程度は降水量が少ない時期とされていたため、天候の良い6月に結婚式を挙げるカップルが多かったそう。
また「復活祭」が行われる月でもあるため、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなり、たくさんの人から祝福され幸せになれるという言い伝えがあります。
雨の日にしかできない演出
「雨」をテーマにしたコーディネート
傘・照る照る坊主・カエル・あじさいなど「雨」を連想するアイテムを使用して、受付や会場の雰囲気作りも楽しみましょう。
ゲストテーブルをアジサイの花で!
みずみずしい色合いと可憐な印象のアジサイ。
その美しい外見に反して、花言葉は「高慢・移り気・浮気・冷淡」など、イメージがあまりよくないですが、「謙虚・辛抱強い愛情・元気な女性・寛容」といった女性ぴったりの花言葉もあります。
また、小さな花がたくさん集まっていることから、「家族団欒・仲良し・平和」というように、「家族の結びつき」というプラスのイメージがある花言葉もあるので、そちらの意味で使用することが増えてきたようです。
マイナスのイメージもありますが、可憐な雰囲気の会場となり、ボリューム感もでます。
あまり花言葉にとらわれず、季節感も味わってくださいね。
雨の日の写真撮影
相合傘カットや、おそろいの長靴を履いて・・・など雨だからこそ撮れる素敵な写真も思い出に残るでしょう。
雨の日のゲストへの気遣い
ゲストが会場へ到着するまでの間、濡れてしまっても心配ないように、雨の日ならではのおもてなしをしましょう。
受付にミニタオル
到着してすぐに拭けるよう準備しておくとよいでしょう。
化粧室にはにドライヤーやバスタオル
特に女性からは喜ばれるはずです。
濡れた靴を拭くためのペーパータオル
床が滑らないようにスタッフにまめに拭いてもらいましょう。
タクシーチケット
晴れていれば徒歩圏内で来れる会場でも、雨の日では濡れてしまうので、用意しておくと安心です。
ひと言
「お足元の悪い中・・・」と、ひと言添えるのも忘れないように。
いかがでしたか?
実は縁起のいい雨の日ウェディングで、雨の日にしかできない演出を思いっきり楽しみましょう。
雨の日=特別な演出のできる日!と、気持ちを切り替えればきっと素敵な結婚式になるはずです。
ちなみに私は雨が降った後の土や草木のにおいや、澄んだ空気を吸い込むと気持ちがスッキリします。
梅雨の時期を利用して、おふたりだけの雨の日ウェディングの演出で、たくさんの幸せを降らせてくださいね。
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